また、ご家族やプライベートの時間のこともお聞きしています。医師が患者さん全人格的にとらえて診療するように、患者さんにも医師を一人の人間として知っていただきたいからです。
今回は、自由が丘みきブレストクリニック院長の森美樹先生です。乳腺外科医として多くの名門病院や大学病院、そして海外でも修練を重ねられ、地域での診療を目指して満を持して開業されました。2人の可愛いお子様のお母さんとしても多忙な日々です。
聞き手は 医療法人ゆうあい会 理事長 片山敦です。
◇◇◇
自由が丘みきブレストクリニック
https://miki-breast.com/
○資格○院長 森 美樹(もり みき)
ごあいさつ
長年日本有数の乳がん治療を行う施設に所属し、多くの乳がん患者さんの診療に携わってまいりました。乳がん診療の中では主に外科に所属し、診断から手術、化学療法、内分泌療法、再発治療などを行ってきました。放射線科、病理診断、化学療法科、基礎研究など乳がんに関わる様々な診療科での経験を積むことができ、多角的に深く乳がんについての理解を深める機会に恵まれました。中でもマンモグラフィや超音波などの画像診断はもっとも力を入れて研さんを積み、研究テーマとして取り組んできた分野です。
これからは地域に根差した診療を行うことで乳がんに悩む患者さんが前を向いて歩けるお手伝いが少しでもできればと思っています。
○趣味○
スキー、山歩き
○略歴○
1975年 広島県に生まれる
2001年 鳥取大学医学部医学科 卒業
2001年 鳥取大学医学部病態制御外科学講座 入局
2004-2007年 がん研有明病院 乳腺外科 レジデント
2007-2010年 聖路加国際病院 乳腺外科 クリニカルフェロー
2010-2016年 昭和大学 乳腺外科 助教
2011-2013年 米国カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校 University of California, San Francisco, Visiting Assistant Professor
2016年5月 自由が丘みきブレストクリニック 院長
ごあいさつ
長年日本有数の乳がん治療を行う施設に所属し、多くの乳がん患者さんの診療に携わってまいりました。乳がん診療の中では主に外科に所属し、診断から手術、化学療法、内分泌療法、再発治療などを行ってきました。放射線科、病理診断、化学療法科、基礎研究など乳がんに関わる様々な診療科での経験を積むことができ、多角的に深く乳がんについての理解を深める機会に恵まれました。中でもマンモグラフィや超音波などの画像診断はもっとも力を入れて研さんを積み、研究テーマとして取り組んできた分野です。
これからは地域に根差した診療を行うことで乳がんに悩む患者さんが前を向いて歩けるお手伝いが少しでもできればと思っています。
○趣味○
スキー、山歩き
○略歴○
1975年 広島県に生まれる
2001年 鳥取大学医学部医学科 卒業
2001年 鳥取大学医学部病態制御外科学講座 入局
2004-2007年 がん研有明病院 乳腺外科 レジデント
2007-2010年 聖路加国際病院 乳腺外科 クリニカルフェロー
2010-2016年 昭和大学 乳腺外科 助教
2011-2013年 米国カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校 University of California, San Francisco, Visiting Assistant Professor
2016年5月 自由が丘みきブレストクリニック 院長
医学博士
日本乳癌学会 乳腺専門医・指導医
日本外科学会 専門医
検診マンモグラフィ読影認定医師 A判定
乳房超音波医師試験 A判定
【第1回 医師になった理由】
片山 森先生は乳腺専門医※1として、乳がんを主に診療されていますが、どうして医師を目指されたんでしょうか?
森先生 母が内科医だったので、その影響が大きかったですね。ただ、幼い頃から「大きくなったらお医者さんになるのね」とまわりに言われていたこともあり、「お母さんが医者だから私も医者になったと思われたくない」と反発心もありました。
片山 親が医師だと、子ども早いうちに「医師」という職業を意識せざるを得ませんし、医師か非医師かの2択を迫られる傾向がありますよね。
森先生 そうですね。高校の時はものを作ることにも興味があり、工学部への進学も視野に入れていました。でも、人が作る「もの」よりも、人が作れない命に関わる仕事の方が興味深いと思ったことと、直接人の役に立ちたいという気持ちもありました。また、反発心はあったものの、母が周りの医療スタッフや患者さんに厚く信頼されており、やりがいをもって仕事に取り組んでいたことは尊敬していたので、医学部への進学を決めました。
片山 なるほど。先生は鳥取大学を卒業されていますが、ご出身も鳥取なんですか?
森先生 いいえ、広島なんです。母が鳥取出身、鳥取大学を卒業したからか、否応なしに「鳥取大学に!」と言われまして(笑)。結局、大学卒業後も鳥取で就職しました。
※1:(一社)日本乳癌学会が認める資格。取得には5年以上の修練、100例以上の乳がんの診察などを必要とする。