「がん」といわれたあなたのために

メッセージ

「がん」といわれた、
あなたのために。

このWEBサイトをごらんになっている方の多くは、病院で「あなたはがんにかかっています」といわれたばかりの方ではないかと思います。「がんは怖い病気だけど自分は大丈夫だ」と漠然と思ってきた中、何か症状があって、あるいは症状がなく検診で異常が見つかり、大きな病院で、「がんの治療のためにPET/CT検査を受けてきてください」といわれて多少なりとも動揺されているのではないでしょうか。

がんは実はポピュラーな病気です。わが国では生涯のうち2人に1人がかかるといわれています。しかしがんは「治る病気」でもあるのです。国立がん研究センターが発表した資料によれば、2007年から2009年にがんと診断された方のうち、実に7割近く(68%)が5年以上生存されていますし、10年生存率でみても、今や一昔前の私たちが「がん」という病名からイメージしていた成績を覆すようなデータが出ています。このデータのもとになった時から現在まで約10年経過していますから、今がんと診断されたあなたにとっては、もっと良い治療成績が見込めると思います。

TVの報道などで有名人ががんで亡くなったニュースをよく目にしますが、これらのデータから、その陰でがんを克服して元気になり、社会復帰をされたたくさんの方がいらっしゃることがわかります。ぜひそのことを覚えておいてください。

PET(PET/CT)検査は2002年からがん診療について健康保険の適応になっています。PET/CT検査の詳細については他のページをご覧いただくとして、この言葉をみなさんに贈りたいと思います。

『敵を知り己を知れば百戦あやうからず』

PET/CT検査は、がんという「敵」の位置や大きさ、性質を知る助けとなる非常に有用なツールです。PET/CTで敵をとらえ、ご自身の全身状態や環境、まわりの方々のサポートを整えて、大変ではありますがこれからのたたかいに備えてください。

医師をはじめとしたすべての医療従事者や、ご家族やまわりの方もあなたのことを心配し、応援しています。いつか近い日にあなたに本当の笑顔が戻ることを願ってこのメッセージを締めくくりたいと思います。長文をお読みくださりありがとうございました。

ゆうあいクリニック理事長片山 敦

「ゆうあいクリニック」
について

2004年に誕生したゆうあいクリニックは、「治療を一切行なわない検査専門のクリニック」です。これからPET/CT検査を受けるあなたが少しでも疑問を解消できるよう、当サイトでPET/CT検査の基本的な情報についてまとめました。
いま、あなたがこのサイトをご覧になっているということは、命をも脅かしかねない病気と闘う準備をしているところかもしれません。私たち検査機関が大切にすべきことは、そうした皆さんの思いを共有する「ホスピタリティ」です。当クリニックでもスムーズな案内を心がけ、皆さんが安心して快適に検査を受けられるよう配慮しています。皆さんが穏やかに過ごせるように配慮することも、PET/CT検査に携わる者の務めだと考えています。

検査にたずさわるドクターの思い
Doctors Interview

検査にたずさわるドクターの思い